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Ownership desire 5

 

 

 

「ん……っ…」

酷く重い目蓋を開けて、エドワードは覚醒した。

(ダルイ…)

だが、目を開けても躯が鉛の様に重く少しでも気を抜くと再び眠りの世界に行ってしまいそうな程躯は重く疲れていた。

だがエドワードはふと気付く。

(いつもの宿と…違う…それに何で俺裸なんだ?)

ベットの寝心地がいつも自分達が泊まっている宿よりもふかふかで、天井も見慣れない真っ白な天井だった。

何よりも疑問に思うのは、裸だという事。いつもは寝る時に必ず衣服は着ているのに裸だというのはエドワード自体謎に思う。

エドワードは起きて上手く働かない頭を回して答えを求めようとした途端、下肢からズキンと響くような激痛が襲ってきた。

「痛っ!!」

腰を上げようとするがズキズキとする痛みが全身に届き、エドワードはその場から動くことができなかった。

「…俺…たしか……大佐の家に…そうだ…」

大佐と声が漏れた瞬間、エドワードの記憶がよみがえり、意識が無くなる前にあった情事を全て思い出した。

「…オレッ…ぁ…」

いきなりロイに犯された事を思い出し、エドワードは身体が震えた。

だが、自分の手首の縛られて痣になってしまった両手首を見て更に記憶が蘇える。

 

『私の狗である印をたっぷりと与えようと思ってね』

 

意識を手放す前にロイに言われた台詞を思い出し、エドワードはその時の恐怖を思い出し更に身体は震える。

(あれからどの位たったんだ…)

ふと、そんな事が脳裏に過ぎる。

部屋の中はカーテンが引いてあるとはいえ、暗かった、まだ夜という事はあれから余り時間が経っていないという事なのだろうか。

(なら…逃げなきゃ。早く旅立たなければ。アイツの顔を二度と見たくない)

情交でのロイの態度と台詞にエドワードはゾクリと背筋が慄(おのの)く。

ロイの狗と言わされ、痛いと言っても構う事無く犯された事実は、エドワードに恐怖以外の何も植えつけなかった。

エドワードは何とか落ち着こうと両手で自分を抱きしめていると、ふいにガチャ…という音が静かな室内に響いた。

「起きたか」

ドアの開く音と共に、エドワードが今一番会いたくない男がそこにいた。

「…た…いさ……」

両目を大きく見開き、エドワードはドアの向こうに現れたロイを見つめる

だが、その目にはハッキリとした恐怖の色があったのをロイは見逃さなかった。

「良く眠っていたようだから、大体の後処理はさせてもらったよ」

ロイはニッコリと笑みを浮かべながらドアを閉めると、エドワードの肩がビクリと大きく揺れる。

ロイはエドワードの分かりやすい反応に小さく苦笑しながら、ベットにゆっくりと向かっていく。

(逃げなきゃ…っ)

エドワードは下肢の痛みを堪えながら少しでもロイから逃げようと、ベットの脇まで身体を後退させながら、自らを守るかのように身体を小さく丸める。

「ククッ」

小動物が身を守るかのような仕草にロイは思わず笑ってしまうが、反対にエドワードは恐怖にガタガタと全身を震わせていた。

その光景は、肉食動物が餌となる草食動物を追い詰めた時の様子に良く似ていた。

(ゆっくりと追い詰めるのも狩の醍醐味だろう)

「エドワード」

ロイは殊更優しくエドワードの名前を呼び、右手をそっとエドワードの頬に寄せるが、エドワードはロイの手を左手で力一杯叩き返す。

「ヤダッ!!」

パシッ――と、いう乾いた音が室内に響く。

「やれやれ、躾もちゃんとしないといけないみたいだな」

苦笑するロイから目を逸らしながらエドワードは精一杯の虚勢を張る。

「うっせぇ…それに名前を呼ぶなっ」

ロイは叩かれて赤くなった手の甲を見ながら小さく溜息を吐くとエドワードの両腕を力任せに引き寄せる。

「痛…っぅ…」

生身の左腕を強く握られているの痛みと、下肢の痛みにエドワードは眉を寄せる。

「痛いのが嫌なら大人しくするんだなエドワード。それに私が君の名を呼ぶのは私の自由だ。私は君の飼い主なのだからな」

ロイはしゃあしゃあと言いながら、エドワードを自分の目の前に膝立ちにさせるとそっと耳元で囁く。

「それに…君だって昨日は私に名前を呼ばれて射精したではないか」

エドワードの顔が一瞬で羞恥と怒りで真っ赤に染まる。

ロイはエドワードの反応に気を良くし更に追い討ちをかける。

「初めてのセックスだったのに…私に中を擦られて、何度も『大佐』と呼んで射精したのを覚えていないのかい?」

「知らな…」

顔を赤く染めながらロイから逃げようとエドワードは身体を捩じる。

「…ヒッ」

その途端、膝立ちの格好になったせいか、エドワードの腿にツゥ…っと、一筋の雫が垂れる。

「…ぅ…ぁっ」

エドワードは中から流れてくる液体の何ともいえない感覚に眉を寄せる。

液体は生暖く腿を伝いシーツにポタリと染みを作った。

エドワードが小さく喉を引きつらせると同時にロイは口元にニッと笑みを浮かべる。

「おや?エドワード腿が濡れているぞ…どうしたんだ?」

業とらしく驚いた口調で言うロイに、エドワードは羞恥に顔を赤く染めると同時に、目の前の男の魂胆に怒りが沸きあがる。

「アンタわざと…アッ…ッ」

エドワードはロイに反論するがその台詞はロイが、エドワードの腿を撫で上げた事により最後まで言う事は叶わなかった。

ロイはわざと中に放った精液をエドワードの中に残したのだ。

それがどんな意図なのかエドワードにはわからないが、少なくとも目の前の男は楽しんでいる事だけはハッキリと分かった。

「この雫はどこから出ているのかな」

ロイは笑みを浮かべながらエドワードの濡れた腿に伝う液体を辿るように撫で上げる。

「アッ…っ」

そしてロイの指がエドワードの蕾を撫でた瞬間、エドワードの口からは小さな悲鳴が上がる。

「どうやらココから出ているようだな」

ロイはココと言いながら、エドワードの蕾の淵をゆっくりと撫で回す。

「ヤメ…、離せ…っ」

エドワードは両手でロイの肩をどかそうとするが力が入らず、結果的にロイに寄りかかるかのような格好になってしまう。

このまま再び犯されてしまったらという恐怖にエドワードは襲われ、ただ身体を震わせる事しかできない。

だが、以外にもロイはエドワードの腕を優しく離すと、裸の身体に白いシャツをかける。

「そのままの姿では風邪を引くからな。コレを着た方がいい」

ロイはエドワードの髪をクシャリと撫でると、ベッドから立ち上がる。

「起きた事だし腹が減っているだろう?今温かいスープでも持ってきてやる」

「え…?」

思わぬロイの台詞にエドワードはポカンと見つめる。

「朝まではまだ時間はたっぷりと残っているからな」

ロイはエドワードに向かってそれだけ言うと、部屋から出て行った。

 

エドワードには背を向けて見えないが、ロイの口元にはハッキリとした笑みが浮かんでいたのだった。

 

 

 

ドアの閉まる音でエドワードは意識を現に戻した。

「何考えてんだっ、アイツ……っう」

ロイの態度にエドワードは憤慨しながらも、蕾から新たに流れ出た液体に眉を寄せる。

そして出て行く前に言ったロイの『掻き出す』という言葉にエドワードは唇を噛み締める。

「冗談じゃねぇ」

(そんな屈辱的な行為をアノ男にやって貰うなんて…死んでもゴメンだ)

エドワード意を決し、肩に掛かったシャツを羽織る。

シャツはロイの物で、当然エドワードには大きかった。

だが、今回にばかりエドワードは助かったと思う。長いシャツの裾のお陰で、例え濡れても捲れば誤魔化しがきくのだから。

エドワードはベッドに腰を下ろし、両脚を左右に開くと奥に息づく蕾を左手でそっと触れる。

「ッツ」

指先を軽く蕾の中に入れようとした途端、痛みがエドワードを襲う。

蕾はロイに犯された時に傷がついたらしく、ジンジンとした痛みにエドワードは眉を寄せる。だが、自分ならまだしもロイに同じ行為をやられるよりマシだと思いエドワードは痛みに耐え、何とか人差し指の第一関節まで指を入れる。

「うぅ…」

自分の中のあまりの熱さと指を入れた時の隙間で漏れる精液の感覚にエドワードは気が遠くなる。

だが、ここで止める訳にはいかないエドワードは、更に指を奥に潜りこませる。蕾の下には右手の余った裾が敷かれ、シャツはどんどんと染みを作る。

ようやく根元まで指を入れ、エドワードは小さく息を吐いた。

「随分と扇情的な姿だな、エドワード」

いきなり目の前から声がしてエドワードは顔を上げると、自分を見下ろすロイがいた。

エドワードは指を引き抜き、両脚を閉じて真っ赤になりながらロイを睨む。

「アンタいつから……」

「ついさっきだよ。扉の音が聞こえない程熱中していたみたいだね」

ロイはスープの乗ったトレイをベッドの脇にあるテーブルに置くと、エドワードの隣に腰掛ける。

「お陰で良いモノが見れそうだ」

ロイは両脚を組むと、エドワードの顎を右手で掴むと強引に自分の方に向ける。

「初めてだから私が掻き出してやろうと思ったが…その必要はなさそうなので、自分で掻き出してごらん」

「え…」

ロイはエドワードの脇の下に両手を入れると、そのまま身体を自分の方に向ける。

「私の前で脚を開いて、中に放った精液を掻き出して見せろと言っているんだ」

ロイは口の端を吊り上げながら、エドワードの膝に手をかけ両脚をガバッと左右に広げる。

「ヤダ…ヤメロ…っ」

全てが丸見えの格好にエドワードはロイの手を離そうと両手を伸ばすが、機械鎧の右手は逆に掴まれ、逆に自分の膝を押さえる形にされる。そして生身の右手も手首を掴まれ先程まで指を入れていた蕾に無理矢理移動させられる。

「ほら…さっきまで指を飲み込んでいたんだ。今更できないなんて事は無いだろう?」

エドワードの指先が蕾の入り口に触れる。蕾がかすかにヒクンとひくつくのがわかった。

「んっ…」

「エドワード」

猫撫で声でロイはエドワードの名を呼ぶ。

だが、掴んでいる手はエドワードから離れる事なくロイは器用に自分の指をエドワードの蕾の中にツプリ…と指を入れる。

「うぁぁ…」

「指が入れやすい様に手伝ってやろう」

ニィっと口元を歪めて楽しげに言うロイの姿にエドワードは怯える。

目の前いる男の考えがエドワードには全く理解できなかった。

「なんで…こんな事…」

エドワードは思わず呟く。

それは、疑問に思った事。

どうしてこの男は自分なんかを抱くのか。

抱く相手なんて不自由しないのに、自分の様な子供で、それも男を抱くのか。

「さぁ?何故だろうな」

だが、ロイの返答はエドワードを更に困らせた。

答えを返す人物からも、疑問の返答を受け取りエドワードは訝しむ。

「それは答えじゃ…っ、んぁぁ…っ」

ロイに反論をしようとしたが中に入れた指を上下に動かす様に手を動かされ、エドワードは少し艶を含んだ声を上げる。

「気持ちが良い?」

思わず甘い声を上げたエドワードにロイは意地悪く問う。

「…んなこと無いっ」

エドワードは顔を紅潮させながらロイを睨む。

ロイはエドワードの手をギュッと握り更に手の動きを、今度はゆっくりと根元まで挿れては指先ギリギリまで出す動きを繰り返す。

「あっ…もっ、…やぁっ……」

「ほら、エドワード掻き出す作業が疎かになっているぞ」

ロイはクスクスと楽しげに笑いながらエドワードの手を掴みながら言う。

「指を真っ直ぐのままじゃ、ただ抜き差ししているだけだろう?ちゃんと指を曲げないと」

―――それとも、このまま私のを中に残していたいのかい?

耳元に吐息で囁くロイの台詞にエドワードは思わず、先程までの行為を思い出し耳まで真っ赤に染める。

ロイは赤く染まった耳をペロリと舌で舐め上げる。

「ひゃっ…」

ふいに訪れた生暖かい感触にエドワードは肩を揺らし声を上げるのと同時に、下肢にも力が入ったのが、内部がキュと一瞬収縮した。

「ふぁ…ぁ」

ロイはエドワードの手を握りながら、内部の反応に気付くが、小さく口元を歪ませる。

「感じた?」

「誰がっ、こんなので…」

エドワードは顔を赤らめたまま、指を内部で鉤形にし、少しずつ内部に残された残滓を外に出す事に集中する。

「ならもう一本、そうだな中指も入れて二本の指で掻き出すんだ」

「…なっ!」

「嫌なら私が掻き出してあげよう。元々そうするともりだったからな。…それにもっと気持ちよくしてやろう」

ロイの台詞にエドワードは眉を寄せながら、中指も中に入れる。

「くぅっ…」

流石に指1本よりも圧迫感が広がるが、ロイに触られてまたおかしな事をされるよりはマシだと思いながらエドワードは二本の指を根元まで埋めると、今まで手を握っていたロイの手が外れ、エドワードの膝の裏に手を置き左右に大きく開脚させる。

「エドワードがきちんと後処理がきちんとできているか良く見ないとね」

「この、変態っ…」

エドワードは精一杯の悪態を吐く。

「そういう口の利き方もちゃんと躾て直さないとな」

呟いたロイの台詞を聞き、エドワードの中に恐怖が襲う。

情事の時のロイはエドワードにとってのただの恐怖の対象でしかなかった。今も懸命に悪態をついているが、エドワードの内心はロイが怖くてしかたなかった。

だから、抵抗らしい抵抗もできない。

怒らせたらどんな事をされるのか、エドワードには計り知れなかった。

 

 

 

 

 

大佐がヤバイ…どんどんイメージからかけ離れていってます。ピンチです(滝汗)




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