Ownership desire 3
長かったキスから開放され、エドワードは胸を大きく上下させながら、酸素を取り込む。
「はぁ、はぁ…はぁ」
「まずは息継ぎから教えないと駄目そうかな」
顔を赤く染め、せわしなく息継ぎをするエドワードにロイは苦笑しながら、額にチュッと音のなるキスを送る。
「―――ッ」
エドワードは不意打ちの行為に、ますます顔を赤くしてロイを見上げる。
「さて、それじゃぁ君が私の狗になった『印』を上げないとね」
「印?」
ロイの言葉にエドワードは怪訝な瞳で見る。
「そんな眼でみるんじゃないよ。国家錬金術師になると銀時計という「印」が貰えるだろう?だから君にも…私の狗である印をたっぷりと与えようと思ってね」
ククッと喉の奥で笑うロイを見て、エドワードは本能で危険だと感じた。
どんどんと危機感が強まり、エドワードは何とか躯を揺らして戒めから逃れようとするが、逆にどんどんと囚われていく。
この期に及んでも未だ抵抗するエドワードの喉元をロイは左手で掴む。
「…グ…ッ…」
喉元を押さえつけられ、エドワードは呼吸につまり顔が赤く染まる。
「全く…聞き分けの無い子供だな。君は私の『狗』なんだろう?なら狗らしく従順にしていられないかね」
ギリッと更に左手に力を入れると、エドワードの瞳からは涙が一筋流れる。
「苦しかったかな」
ロイは言いながらエドワードの首から手を離す。
途端、エドワードはゴホゴホと何度も咽(むせ)ながら肺に空気を取り込もうと息を吸い込む。
未だ呼吸の落ち着かないエドワードの涙の流れている目元をロイは舌先でペロリと舐めながら、エドワードの黒いシャツの胸元でを左手でつかむと、どこに用意していたのか小さな掌に収まるサイズのナイフをシャツに突きつける。
「―――ヒッ」
エドワードは突然突きつけられたナイフに目を見開く。
「そのまま動くなよ?」
ロイは、怯えた瞳を見せるエドワードを見て小さく笑いながらそう言うと、ナイフでシャツを二つに引き裂いた。
シャツだったものは無残にも布切れに変わり、エドワードの日に焼けてない白い肌がロイの前に曝される。
「白いな」
ロイはナイフを床に投げ捨てると、両手でエドワードの胸を撫でる。
「ッ――――」
ヒヤリと冷たいロイの指先がプクリと立ち上がっているエドワードの胸の突起に触れた瞬間、エドワードは小さく声を出す。
ロイは、反応を見せたエドワードを見てほくそ笑むと、そのまま両手の親指と人差し指で固くなり始めている突起をキュっと摘む。
「やぁぁ…ぅ…」
「感じてるのかい?」
明らかに嘲笑の混じった声でエドワードの耳に囁きかけると、柔らかな耳朶を軽く甘噛みする。
「んんっ」
それだけの行為にもエドワードは鼻に掛かった声を上げる。
ロイは予想以上の感度を持つエドワードに関心を覚えつつ、今度は親指の背で両方の突起を円を描くかの様に捏ね始める、
「君は女性みたいだな…胸がそんなに気持ちいいかい」
ロイは甘い声をひっきり無しに上げるエドワードを楽しそうに見ながら問う。
「やっ…はな…せ…」
ロイの嘲笑を聞きエドワードは一気に怒りで顔を真っ赤にしながら何とか反抗をしようとするが、両手両足が拘束されているこの状況では躯を微かにベットから浮かす事しかできなかった。
「可愛くない返事をする子にはお仕置きだな」
ロイは言いながら、エドワードの右の乳首をガリッと噛む。
「痛ッ……ッ」
エドワードは余りの痛みに目から涙を溢れさせた。
「あまり力を入れてないのだが」
ロイは「大げさな反応をするもんじゃない」と呟きながら、今度は左が側の乳首に噛み付く。
「ヒッ…」
新たに与えられた痛みにエドワードはボロボロと涙をこぼす。
だが、ロイはエドワードの表情など全くエドワードの立ち上がり固くなっている突起を今度は口に含み少し強めに吸い上げる。
「んんぅ」
「キレイな赤に染まっている…」
ロイは目の前にあるエドワードの胸の飾りをみて感嘆すると、ちゅっ…と赤く染まった突起の先端に幼子にするようなキスを送る。
「アァ…っ」
ビリッとする刺激に襲われ、エドワードは躯を引きつらせる。
「そんなに気持ちが良いものかい?触っていないのにココを固くさせる程?」
「…ぇ…?」
ロイはココと言いながら、ズボンの上からエドワードの中心を右の掌で撫でる。
エドワードの中心は既に軽く勃ち上がりかけており、ズボンの中で窮屈そうにおさまっている。
「あぁぁ…っ」
「熱いな」
ロイは布越しからでも充分に熱を持っていると分かるエドワードのモノを今度はやわやわと握る。
すると、ますますエドワードのモノは固さを持ち、ズボンは窮屈そうに押し上げられる。
「窮屈そうだから出してあげようか」
ロイは上に立つ立場の口調でエドワードの顔を覗き込む。
「だっ…れが…!」
一方エドワードは怒りの色を湛えながらロイの顔を真っ直ぐに睨みつける。
その表情が男をさらに煽る要素を持っている事など知らず。
「エドワード?君はまだ自分の立場が理解できてないのかな」
ロイの一段低くなった声にエドワードの体一気に固まる。
「さて、君は誰の狗だい?」
それは確認の為の言葉。
「軍……」
「軍?…違うだろう」
言い淀むエドワードにロイは更に口調をきつくする。
エドワードは一度息を飲み込み、観念したかの様に口を開く。
「…大佐の狗だよ」
「そう、私の飼い狗だ。なら主人である私の言う事は素直に聞き…命令には絶対服従だ」
感情の無い声でロイは告げた。
エドワードにはもう逃げ場は無かった。