AIで普通の動画を3D動画に変換する

Ownership desire 2

 

 

罪悪感なんて生まれない。

今更引き返す事なんてできない。誰に何を言われようがもう手遅れだ。

あるのはこの真っ直ぐな子供を自分の手で汚したいという身勝手な欲望だけ―――。

 

 

 

寝室のベッド上で安らかな息を吐きながら眠る子供に、なるべく負担をかけないように覆いかぶさる。

そしてサラサラとした金糸の髪を一房掴むと、目前の子供は閉じていた目蓋をゆっくりと開いた。

「ん…っ」

「やぁ、目が覚めたかい?鋼の」

目を開けたエドワードに気付き、ロイは顔を覗き込む。

「…たい…さ…?」

寝起きの掠れた声で、エドワードはロイを呼ぶ。

ロイは指先で寝ぼけているエドワードの前髪を撫でる。

エドワードはまだ頭が上手く回転しないのか、ロイのされるがままになっている。

そんなエドワードの様子をロイは楽しげに見下ろす。

「気分はどうだい?」

睡眠薬の効果を聞く

何せ出来上がったばかりの薬だったので、どういう副作用や後遺症がでるのかはロイも全ては把握していない。

(一応、軍で使う薬なので身体に有害な物質を入れているという事は無いだろうが…)

「何か…頭がボーっとする」

「他は?」

「…眠い」

「そうか」

エドワードの素直な台詞にロイは苦笑する。

(単なる即効性のある睡眠薬という事か)

そんないつもと少し様子のおかしいロイの姿を目の端に捉えたエドワードは、身体を身じろかせると、ふと違和感を感じる。

両手が…否、両腕が全く動かない。

「――――ッ!?」

エドワードは自分の身体に異常が起きているのに気付き、一気に頭の中がクリアになる。

動かない両腕を何とか動かそうとするが、ギリッと何かがキツク生身の左腕に食い込み動かす事ができなかった。

そして両脚も動かそうとするが脚は少し動くだけでそれ以上は持ち上げられない。

「オイッ…、大佐っ!」

エドワードは事態が上手く飲み込めなく、目の前で相変わらず髪の毛を撫でている男を見る。

「どうした?」

だが、返ってきた返答は、とても冷静で逆に宥めているかと思うくらい、優しい声音だった。

エドワードは、一瞬言葉に詰まる。

その声があまりにも落ち着いていて…そして目の前の男の瞳が灯りの点いていない室内でもハッキリと分かる位、鈍い光を放ちその奥には暗い焔を燈していた事に、エドワードは理由の分からない恐怖に包まれる。

「なぁ…た…いさ、俺の躯って……なんで動かない……のかな」

少し掠れた声でエドワードがロイに問う。

エドワードは、この問いを投げかけるのもイケナイ気がしたが、だが聞かずにはいられない。

この状況が自分が想像している事と一致してしまう事を少しでも避けたかった。

だが、エドワードの望みは簡単に裏切られる。

「あぁ。それはお前の両手は頭上で一つに纏めて、両脚もベッドの脚に繋がっている鎖で固定しているからな」

先ほどと同じく酷く淡々と…まるで挨拶をかけらられるかのような、何事もないかの様なロイの口調にエドワードは怒りで目の前が真っ赤に染まった。

「アンタいい加減にしろよなっ!幾らからかうからって言っても限度ってもんがあるだろうが!!とにかく、今すぐこのフザケタ状態から俺を解放しろっ!!」

自由にならない躯をバタバタと懸命に動かすが、力任せに動かしても生身の手首にはおそらくベルトであろう…皮で擦れてズキズキとした痛みが襲ってくる。

そして足を動かせばジャラ…という音が否応なく耳に入っていくる。

「どうしたんだい?いきなり暴れて」

ロイは少し困った様にエドワードに話しかける。

「……それに私は別に君をからかっている訳ではないのだが」

言葉と共に、ロイお右手がにエドワードの頬に添えられる。たったそれだけの事にエドワードの体はビクッと肩が小さく揺れる。

エドワードの中で警報が鳴り響く。危険だ、ヤバイと何度も頭の中では危険信号を発しているが身体は硬直したかの様に動けなかった。

「そんな怯えた目をしないでもらいたな」

エドワードの左頬をロイは右手の甲で下から上に撫で上げながら、何処か楽しそうな声で話しかける。

「ぁ…」

喉が引きつったかのように声が出なかった。

「別に私は君を殺そうとなんて物騒な事は考えていないのだよ」

口元は笑っていても瞳は全く笑っていないロイにエドワードは底知れぬ恐怖が襲う。

一刻も早くこの場を離れなければと躯を動かすが、両手と両脚を拘束されたこの状況では僅かに躯をずらすだけの行為だった。

「エドワード・エルリック」

突然ロイに名前を呼ばれ、エドワードは再び躯を強張らせる。

「確か君は賢者の石に関する情報を手に入れたいのだったな」

いきなり話を振られてエドワードは戸惑いながらも唯一自由になる首を縦に振る。

「なら等価交換をしようではないか」

「…は?」

ロイの言葉にエドワードは、ぽかん…という表現がピッタリな顔をした。

「私は君に賢者の石の情報とそして軍の狗でありながら各地に旅立つ事のできる権限をあげよう。勿論君と弟は一緒に旅ができるようにね」

「それは…本当か?」

あまりの条件の良すぎる提案を出されてエドワードは疑りの眼差しをロイに向ける。

「あぁ、約束しよう。ただこれは等価交換だ。勿論君にもそれなりの代価を支払って貰わなければいけなのだが」

唇に薄い笑みを浮かべるロイにエドワードの中で危険信号が鳴る。

だが、エドワードはその信号をあえて無視した。

「…俺が払う『代価』は何なんだ?」

エドワードの台詞を聞いて、ロイは口元を歪める。

「代価は君だよ。鋼の」

何の感情も含まれない声で言われ、エドワードはロイの言葉を理解できなかった。

「代価は、君が私の「物」になるという事だ」

「ふざけんなっ!!」

「ふざけてなんていない」

「…俺は物じゃねぇ」

「だからだろう?」

「……断る」

エドワードはロイを真っ直ぐ睨み上げる。

「それは困ったな」

小さく溜息をつきながら苦笑するロイは全く困ったという様子ではなかった。むしろ楽しんでいるかのように見えた。

をエドワードは訝しみながらも、次に出てくるロイの言葉を待つ。

「なら、君の弟を軍の研究所に引き渡すとするか」

「なっ!!」

冷淡すぎる瞳で見つめられエドワードの背中に嫌な汗が流れる。

「どうする?」

「どうするも…これは等価交換なんてモンじゃねぇ!単なる脅迫だっ!!」

エドワードは怒りで吐き捨てるかのように声を出す。

「大体アンタだって俺が国家試験を受けた時の…大総統との遣り取りを他人に言われたら困るんじゃねーか?」

唯一持っているロイの弱みをエドワードは出す。

だが、ロイはまたも苦笑しながらエドワードを見下ろす。

「まぁ言われたら多少は噂になって困るだろうが、言いたければ言ってもいいぞ」

「!!」

「ただし、その時はアルフォンスを研究所に引き渡す事になるだろうが」

エドワードは悔しさに唇をキュッと噛む。

「さて、条件を飲むかね?鋼の」

もはやエドワードには選択は残されていなかった。

「こんなの等価交換なんかじゃねぇ」

「まぁ君がそう思わないのなら脅迫でも私は構わないけど」

あっさりと『脅迫』という言葉を出すロイに、エドワードは顔が怒りで赤くなる。

「さぁ鋼のどうする?私の物になるかそれとも…大事な弟を軍に売り渡すか?」

楽しそうに話すロイにエドワードは悔しさと怒りでいっぱいになる。

だが、選択肢は2つのみ。

そして自分が選べる道はたった1つしかない。

どんな事があっても弟だけには手出しはさせない。

だから……俺は―――。

「…あんたの物になる。これで満足だろっ」

エドワードは悔しくて目線をロイから背けながら、投げやりに言う。

「契約成立だな。これで君は『私の狗』だ」

クククッと楽しそうな声がエドワードの耳に届く。

やるせない気持ちで

ロイはエドワードの顎を右手で掴み上げると、力任せにグイと自分の方を向かせる。

「私の目を見て言って貰おうか?君は誰の狗になったのかを…ね」

唇をきつく閉じ、睨み上げるエドワードの姿をロイはただ面白そうに見るだけ。

「君はもう私の物になった。命令だ――言え」

重圧のある低い声でロイは右手に力を少し入れる。

途端、顎に激痛が走りエドワードは痛みに目の端からうっすらと涙を浮かべながら、小さな声で呟く。

「聞こえんな」

ロイは手の力を緩めると、エドワードの顔を覗き込む。

「…っ、俺は…大佐の……ロイ・マスタング…の、狗…です……」

「よく言えました」

エドワードの台詞にロイは満足気に笑うと、そのままエドワードの唇に自身の唇を合わせる。

「んんぅ」

エドワードはいきなりの行為に目を大きく見開き唇をきつく閉じるが、ロイはそんなエドワードの下唇を噛むと、エドワードは痛みで唇を開く。

薄っすらと開いた唇の中にロイは舌を潜りこませて、エドワードの舌を半ば強引に絡め取りキツク吸い上げる。

「ん――ッ」

噛み付かんばかりのキスにエドワードはロイの為すがままの状態になっている。

クチャ、ピチャ…という互いの唾液と舌が絡まる音と唇の端から互いの合わさった唾液が溢れ頬に沿って溢れ出る。

その様子をエドワードは考え、恥ずかしさに顔を赤く染める。

「…っァ……うんん…っ」

初めてのキスは深くて、息継ぎも上手くできないエドワードは苦しさに声を上げるが、仕掛けてくるロイはそんなエドワードにお構いなしに愛撫を続ける。

初めてのキスで息継ぎもよくできないであろうに、大人しくされるがままのエドワードにロイは内心ほくそ笑む。

(まさに、獲物が罠にかかった瞬間というのはこういうのだろうな)

正直、こんなに簡単な罠にかかってくれたこの子供はやはり無垢なのだろう。

(その無垢な心をそして真っ直ぐな瞳を…私の手で汚してやりたい)

その為に『等価交換』というなの『脅迫』をしても、ロイには罪悪感など微塵もなかった。

(エドワードが私のモノになるのなら…過程などどうでも良い事だ)

ロイはエドワードの舌と自身の舌を絡めて、優しく吸い上げながらほくそ笑んむのだった。

 

 

 

 

 

お題無理矢理入れたのバレバレですね…。鬼畜大佐というか、もう悪人ですね…犯罪者道まっしぐらな大佐です。フォローが全くできません(滝汗)
エドも弱っ…まぁ、12歳だからまだまだ大人(大佐)には勝てないという事で。



BACK  TOP  NEXT