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SWEET DESSERT



「あのね今日調理実習の授業でコレ作ったんだ」

部活終了後の二人だけが残っている更衣室でリョーマは部誌を書いている手塚の元にやってくると、恥ずかしそうに小さな紙袋を渡した。

「何を作ったんだ?」

手塚はリョーマの様子に軽く笑みを浮かべながら紙袋を受け取り中を見る。

「…マドレーヌ?」

中にはシェルの形をした小さなケーキが2つ入っていた。

「うん!俺初めて作ったんだけど結構良いデキで…だから国光にも食べさせたいって思って…でも甘いもの平気?」

「あぁ。お前が作ったモノならな」

手塚のその一言でリョーマはパァっと顔が明るくなり、いきおいよく手塚にギュっと抱きつく。

「ねぇねぇ食べてみて?」

リョーマは紙袋を手塚から取り上げると、ガサガサと中からマドレーヌを一つ取り出す。

「はい、あ〜んv」

ニコニコと手塚の前にマドレーヌを突き出すリョーマに手塚の心は温かな気持ちでいっぱいだった。

「国光?」

手塚から何も反応が無いのでリョーマは不思議そうに手塚を見る。

「…あぁ、すまない」

手塚の反応にリョーマは苦笑を浮かべながら再度同じ事を言う。

「ハイ!あ〜んして」

手塚はリョーマの望むまま差し出されたマドレーヌを一口食べる。

「どう?美味しい?」

リョーマは手塚の顔を覗き込むように見つめる。

「あぁ。うまい」

単調な台詞だが手塚のその一言がリョーマにはとても嬉しかったらしく、ニッコリと満面の笑みを浮かべる。

「よかった〜国光が美味しいっていってくれたのが一番嬉しい!」
リョーマは再び手塚にマドレーヌを差し出すが、手塚はマドレーヌをリョーマの手から自分の手に持ち帰ると今度はリョーマの口に向ける。

「?」

「今度は俺の番だからな」

「そうなの?」

リョーマはきょとんとしながらも素直に従う。クスっと笑いながら手塚はリョーマにンマドレーヌを差し出す。

「あ〜んは言わないの?」

リョーマは不満気に手塚言う。

「わかった。…ほらあーん」

手塚が少し照れたようにそう言うとリョーマはパクっと口のなかに頬張る。

「美味いか?」

「(ゴックン)モチロン!だって俺が作ったんだから」

「そうだな」

手塚は小さく苦笑する。

「ねぇでもデザートはもう一つ位入るよね?」

リョーマは手塚の肩に自分の腕を回しながら上目遣いに聞いてくる。

「勿論だ」

手塚もリョーマの腰に腕を絡めてニヤリとまた違う意味合いの笑みを浮かべるとそのままリョーマの奪った。





あとがき

日記で連載していたものを1つに纏めました。
いい加減にしてくれ、お前等…ですね。自分で書いておきながら読み返すと恥ずかしいデス。





BGM VAGRANCY様 「さぁ、行こう」