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手塚も実は時間になっても家に来ないリョーマに内心不安だったのだ。そんな時に乾から電話がかかってきて大体の内容は分かった。その後不二からリョーマがここにいて、きっと時間にウルサイ自分にリョーマは会いに行こうか迷うに決まっているのだから迎えに来いという連絡があった。不二と聞いて嫌な予感はあったがどうやら溺愛する弟も一緒なので今回は可愛い恋人には危害がないとわかり、手塚はここまでやってきた。

「ねぇこれから国光の家に行ってもいい?」

「もちろん俺はそのつもりで迎えにきたんだがな」

「俺って幸せモノかな」

「それをいうなら俺も同じだな」

 リョーマの髪を優しく混ぜながら手塚も答える。リョーマも気持ちよさそうに為すがままの状態だ。

「じゃあ帰ろっか」

「ああ。だが帰りにちょっと買い物を頼まれたのでスーパーに寄りたいのだが平気か?」

「いいっスよ〜彩名さんに頼まれたんの?」

「あぁ。今日はお前が来るからハリきって作っているぞ」

「本当?俺彩名さんのご飯スッゴくおいししいからたのしみ♪でも国光の作るご飯が1番好きだよ。愛情たっぷりって感じだし!」

「お前の作る食事も充分美味しいぞ」

「そりゃあ国光の為に一生懸命作ってるんだから当たり前デショ」

 リョーマはラケットバックを持ち上げると、手塚が代わりに背負う。

「じゃ俺先に帰りますんで」

 リョーマは手塚と桃城に向かっていつもと変わらぬ口調で言う。手塚の方もいつもと変わらない鉄仮面に戻ってる。

「2人ともまた明日ね。手塚あんまり越前君を壊さないでね」

 2人の間に蒼白い閃光が散った。

「…お前もな」

 手塚は一瞬裕太の方を見て軽くため息をつく。そしてそのままリョーマを連れて行く。

「不二と先輩・桃先輩とまた明日〜弟もまたね〜」

 リョーマと手塚は手をつないで仲良く帰っていった。

 

 

 

 2人が帰った後コートは異様な空気につつまれた。そして一同出入り口を見たまま動かなかった。だが例外は青学の魔王と呼ばれる男不二周助。

「羨ましいな〜手塚。ねぇ裕太僕と手つないで帰らない?」

 相変わらずのマイペースな声で、隣で呆然としている弟に声をかける。

「え、あ、うん……って絶対しねー!」

 我に返るなり兄に噛みつく。

『マジ驚いた…手塚さんってああいうキャラだっけ?いや、そんな事は…』

 今まで見ていた手塚と今日見た手塚のギャップの激しさに裕太は訳が分からなくなってきた。モチロンそれは裕太だけでは無く青学を覗く皆もそう思っていた。

 手塚国光といえば、クールで全く笑わないテニスの鬼を呼ばれているのだから。

「相変わらずのラブラブっぷりっスね〜」

 参った参ったとぼやきながら桃城が不二に話しかけてきた。

「もうショックから立ち直ったの?」

「アレを見せられたらショックなんて吹っ飛びますよ」

 桃城は笑いながら神尾達の方に向かっていく。青学レギュラーは毎回のように見せつけられているので慣れてしまったが、今日初めてめにする他の者達は唖然・呆然とするしかない。

「僕たちも帰るよ裕太」

「え!?」

「面白いものも見れたしね」

 にっこりと笑う不二に裕太は何故「もう少し」と言ったのが分かった。様はさっきの光景が見たかっただけなのだろう。

「…兄キ」

 裕太はもう何も言えなかった。そして諦めたように不二の後に付いていく。

「それじゃ俺は後で1人で帰りますんで」

 観月と柳沢にペコっとお辞儀をして不二兄弟はテニスコートから出ていった。

 

 

「んじゃ俺達も帰って何か食ってこうぜ!な、神尾と……」

「伊部深司。全く何で神尾の名前は分かってるのに僕の名前は分からないの、嫌だな」

「悪かったって。んじゃ伊部も一緒にマックでいいか?」

「俺はかまわないぜ」

俺も別に嫌じゃないし…」

「んじゃ着替えて行くか〜」

 そして桃城と不動峰コンビは仲良くファーストフード店に向かった。ちなみに桃城は手塚とリョーマの事をできれば公に話さないで欲しいと訴え、快く2人は了承してくれたのも当の本人達は全く知らなかった。神尾達も自分たちの尊敬する橘がライバル視する手塚のイメージを崩したくないというのもあったのだが。

 

 

ちなみにすっかり夕暮れのストリートコートには我に返った観月が柳沢に当たり散らしていた。柳沢はとっくに元に戻っていたのだが、仲間である観月が元に戻るのをずっと待っていたのだ。

「みっ、観月っ少し落ち着くだーよ」
 何とか観月のヒステリーを納めようとするが、プライドの高いマネージャーの怒りは中々静まってはくれなさそうだ。


「みんなして僕を無視するなー」
 朱く染まったコートに観月の叫びが響き渡った。

 
 

 

 

  余談

一方乾に呼び出された菊丸を初めとするメンバーは手塚の出現により各々帰っていった。王様が出てくればどうにかなるだろうと青学の母は胃を押さえながら自転車を押しながら菊丸と帰っていった。隆さんも店の手伝いがあるという事で帰っていった。残った乾はある程度の遣り取りをノートに書いて(特に手塚&リョーマと不二のデータを)連絡してから中々現れない可愛い後輩を迎えに行った。

 

そして次の日の朝練の風景は、大石はあまりの胃痛でダウン。菊丸は一生懸命大石の看病をしている。ちなみに原因は以下の者達による。

 桃城は寝坊で遅れてくるし。乾は体調不慮で部活は休み、海堂は原因不明の腰痛で欠席、不二も身内のが瀕死の状態ららしく看病をや無得ないという理由で休みになっている。そして先程の連絡で手塚とリョーマはどうやらリョーマが熱を出したらしく今日1日2人は学校を欠席になった。ちなみに当たってはいるがそれは皆自然現象で起こった事ではないのを少なくともレギュラー陣だけは悟った。

 ちなみにレギュラー陣で唯一自由に動けるのが隆さん1人という事で今日の男子テニス部は顧問在中の晴天にも関わらず中止になったのは言うまでもない。

 そして大石の様態は朝より更に悪化するハメになった。曲者揃いの唯一の常識陣大石秀一郎。 今日も胃薬の世話になっている彼を多くの人間が哀れみの眼差しで見ていた。









コメント
とんだ駄作ですみません。しかも未だに自分キャラがつかめていない様です。ハマって、あだ2ヶ月弱なので許して下さい。いつも通り水曜は帰宅が遅いので録画しておいて帰ってきて見たら何と美味しい話!と思い勢いで書きました。こんなんでも3時間使った自分に乾杯。なにげに乾×海、不二兄×弟も入っていて同人女向けの話かしらと思いました。