| あれから何度達かされ犯されたか空にはわからなかった。散々射精を強いられた為、空の性器からは微量な精液しかもう出なくなっていた。
「もっ、やだぁ…ぁ」 既に空の体力は限界で疲れて躰は鉛のように重かった。それに無理な体勢を強いられてきた為、脚が痙攣を起こし、動かす事もできなくなっていた。 「ならもっと相手をしてやらんとな」 水都は空をまだ追いつめ足りないのか、滾った自身を空の中に更に深く潜り込ませる。 「ぁ…ぁ…っ」 声の出しすぎで空の喉はもう枯れて呻き声のような声しか出せなくなっていた。 「もう限界か?」 水都は力が入らず、自分が支えなければ膝を立てる事もできない空の様子に苦笑しながら問いかける。 空は必死に頭を降り続ける。 これ以上犯ったら躰が壊れてしまうー。 「もぉ…からだ…こわれ…る…」 空は声を振り絞り水都に懇願する。。 そんな空の台詞を聞きながら水都は唐突に空の蕾を覗き込む。 「コッチ口はまだ余裕そうだな。まだ開いたままで中が蠢いているのが丸見えだぞ」 シニカルな笑みを浮かべながら水都は空の閉じきっていない蕾を指で突く。 「やめ…やぁ…ぁ!」 そのまま再び指を入れられたが直ぐに抜かれて、水都の性器を受け入れさせられたのだった。 ーズチュ、グチュ、グジュ… もう何度達ったのかも分からない程空は犯され続けた。 既に性器は勃ち上がってはいるものの吐き出すものが無くなりヒクヒクと痙攣しているだけだった。尻の間からは水都が中で放ったものが収まりきらず外に漏れだして太股を濡らしていた。 (もう…やだ…) ガクガクと躰を揺すられ空の目からはもう涙すらも枯れて出なかった。 (このまま…楽に…なりたい…) どこまでも続くこの関係から空はもう逃れたかった。毎日玩具として扱われる日々は空にはもう限界だった。心はズタズタに引き裂かれても躰は水都の思うままに感じる。 逃げたいが逃げ道がないこの関係を空は絶ちたかった。 そしてたった一つの方法が空の頭の中に浮かんだ。 『ココロヲコワセバラクニナル』 (そうかもしれない…) 空の口が微かに歪む。そして段々と空の瞳からは光が消えていく。 (楽に…) 心の中の深い闇に墜ちようとしたその時、水都が空の首に手をかけた。 「グッ…ゥ…ァ…」 喉を思いきり絞められて空は頭に段々と血が上っていくのと同時に空の中で熱い何かが弾けた。 「ァ…ァ……」 空の躰が小さく痙攣を繰り返していると、水都が首から手を離した。 手が離れると空はゲホゲホと咳き込み、酸素を補う為何度も呼吸を繰り返す。 そして意識を戻した空の上に覆い被さると、耳朶を甘噛みしながら囁く。 「楽になりたいか?」 思ってもみなかった水都の台詞に空は驚愕するが、水都の台詞に空は即座に頷く。 楽になりたかった。一刻も早く自由になりたいと空は願う。 だが水都は無言で空の首に両手をまわすと、再び空の首に手をかける。今度は先程より遙かに力強く。 「か…っ……ぁ…」 ギリギリと強く首を絞められて空は水都の両手を引っ掻く。窒息状態が続き再び空が意識を失いかけそうになった時、水都の手が空から外された。 ドサっと力無く空の躰はベットに埋もれる。 空はベットの上で咳き込みながら、水都を見上げる。 「ーァ…ァ…」 何の感情も表さない…鋭利な刃物のような瞳に空は無意識のウチにガタガタと震える。 突き刺さるような視線を空に向け、そして静かに水都は言う。 「お前を“楽にする”ことは一生無い」 残念だったな…と態とらしく笑いながら言うと、水都は空に引っ掻かれて微かに血の滲んだ手の甲を舌でペロリと舐める。 「……ッツ」 その間も水都は空から目を離さない。 空は金縛りにでもあったかのように水都から目を反らすことができなかった。 水都の瞳はまるで自分の考えを全てを見透かしている風に空は思えた。 ふいに水都が空の首筋に手を這わす。 「ヒッ…」 首を絞められたばかりの為、自然躰が強張るが水都は気にせず首筋を人差し指と中指で上から下へとなぞる。 「…ッ…」 ピリッとした痛みが空の首から伝わる。 水都がなぞった所は今日ベットの上で思いきり噛みつかれた時にできた傷口だった。噛み殺されると思ったほど水都はキツく歯を立てたのだ。 「私はお前の心も体も楽にする気は決してしない。一生な」 空の顔を覗き込みながら水都は表情一つ変えずに宣言する。 「その変わりお前には自由を与えているだろう」 ニヤリと口元だけが笑うが目は笑ってはいなかった。 「じ…ゆ、う?」 水都の台詞に空の躰はピクリと躰が反応した。 (いつ自分が自由を与えられているのだろうか?) 空は心の端の中でふと考える。 「あぁ。お前の発言権をや行動権をお前に与えているだろう。学校にだって行くのはお前の意志だ。休日も私はお前の行動に口を出した覚えは無い筈だが…」 水都の台詞に空は目の前がクラクラしてきた。 確かに学校には行っているが、それが俺の職業だ。それに、水都の許可無く休んだらエライ目に合う。休日だって毎晩水都に散々無体な事をされていて昼過ぎに起きるし、気が向いたらそのまま1日ベットの中で過ごす日もある。 (だけどそれが自由?俺は何一つ選んでない…) 「お前の心と躰の生き死には私が決める。お前は自分から私の物になったのだから。つまりお前の所有者は私ということだ。自分のモノを自分でどう扱おうと構わない筈だが」 悪びれもせず、さも当然とばかりに水都は言った。 空の目の前は完全に暗くなった。 そして小さく息を吐く。まるで諦めの合図のように… (今やっと水都が俺に言った意味が…本当の意味で分かった。俺は多分一生コイツからは逃れられないかもしれない…いや逃げられないのだろう。きっと…) ズキズキと心が痛かった。だがここで泣くわけにもいかない。空は耐えるように少しずつ力が戻ってきた両手で握り拳を作る。 「それにお前だって私がいないと大変だろう」 クククッと喉で笑う声と共に水都は心底楽しそうに空に話しかける。 (狂ってる…) 空は呆然と水都を見ながらそんな事を思っていた。
「狂ってる…か?」 水都の台詞に空は驚く。 先程自分の心の中で思った事を水都は言い当てたのだから。 「あ……」 空は何も言い返す事ができなかった。 水都は空の腕を強引に引っ張ってそのまま自分の肩に空の躰を凭れさせる。 「狂っているか…」 そして先程まで散々弄られた性器と蕾を同時に撫でられる。 「ぁ…ぁ」 性器の先端に爪を立てながら水都は囁く。 「だが…お前を手放したりはしない」 水都は空の耳に舌を差し込みながら告げる。 それは呪縛の様な台詞さた。 だが空は密かに心の何処かで安堵していた。 端から聞く限り最悪な台詞ばかりだが、今ではもう水都以外の人間との関わりを殆ど絶ってしまった自分だ。 本当の意味で側にいる人物達を自分から遠ざけたのだ。 水都の命じるままに…。 空は水都に薄く笑いかける。 (自分はもう何処かおかしいのかもかもしれない…いつも間にか自分もアイツと同じように狂っていたんだ…) 「おまえに合わなければよかった…」 空はそれだけ言うと、意識を失った。
「私もお前と出会わなければよかったのかもしれないな」 水都は意識を失った空を躰から離すと、空の唇に触れるだけのキスを送る。その仕草は先程まで散々空の躰を陵辱してきた仕草とは違っていた。 「心は手に入らない…」。 思えば初めから自分は空に執着していた。そして無理矢理自分のモノにしたのだ。逃げ道を塞ぎ、邪魔な者は空を使い排除した。自ら自分の元に来たという事を知らしめるために。だが、いつからか躰だけでは満足できなくなってきた。空の心も欲しいと思ってきた。だがそれは決してあり得ないと水都自身が一番分かり切っていた事だ。 だから段々と空の扱いが酷くなっていく。自分の元から逃げ出そうとする考えを起こさせないように。 「私も重傷だな…」 自分の感情に水都は苦笑した。今までここまで執着したものは無かったからかもしれない。 「だがお前は決して逃がさない」 水都の顔に残酷な笑みが浮かぶ。 このまま墜ちてゆくのもまた一興かもな。 水都は空の首筋を噛んだ跡に手を這わせながら呟く。 「お前は私のモノだ」 静かな寝室に水都の声が響く。 「絶対に逃がさない」 何かに憑かれたかのように水都は意識の無いグッタリとした空の左手を取り手の甲に触れるだけのキスをした。 それはまるで誓いの印のようだった…。
END |