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BSOM CARESSER

 

 

 

 

私は、やっとの思い出幼い時から気になってたまらなかった真一朗を手に入れた…

真一朗は意識を失っているが、それは別に大した問題では無い。

肝心なのは真一朗が私の腕の中にいるという事。

…そう、今、私の腕の中に真一朗はいる。

その事実は大いに私を満足させたが、同時に全てを私のモノにしたい衝動に駆られた。

躰だけではなく、私は真一朗の心も欲するようになった。なのに真一朗は未だに目覚める気配が無い。マンションから瀕死の真一朗をさらい、そして私は持てる限りの技術で真一朗の命を取り留めた。生死をあまり問わなかったが、やはり死んでいるのよりかは少しでも可能性があるのなら生きてこれから私の為に色々としてもらいたいからな。

だが、真一朗はあの日から一向に目が覚めない。傷もふさがり呼吸、脈拍も安定しているのに目が覚める事はなかった。

私は少し焦った…だが、焦っても仕方がない…それなら意識が無い間に心を手に入れる事を最優先に考えた。

その第一段階に、私は心理療法担当医師に彼の私以外の記憶は消すよう命じた。彼らはすぐにそれを実行した。だが、それでも真一朗は一向に目覚める気配はなかった…

 

 

 

あれから数ヶ月の月日が流れた。だが、真一朗は目を瞑ったまま静かに寝息をたてているだけだった。そんな真一朗に私は彼の部屋を用意した。

その部屋は…私と極一部の部下しか入れないよう、完全オートロック式で中央に用意した大きなベッドに真一朗は眠っている。

すでに自らの力で呼吸をしているが…何故に、真一朗は目覚めないのだろうか?

「真一朗…」

私はベットの上で眠る真一朗の頬をそっと撫でる。

「・・・。」

真一朗は規則正しい寝息を立てているだけだった。私はもう一度真一朗の頬を撫でながら名前を呼ぶ。

「真一朗」

頬から伝わる温かな体温を感じながら再度名を呼ぶ。そして私は真一朗のこめかみに触れるだけのキスをする。

「ん…。」

真一朗の顔は少し私のキスに反応したように動いている…私はもう一度、今度は彼の薄い唇に軽くキスをした。

「…ふ…」

小さい、本当に小さな声が唇から洩れるのを聞き取り、私はゆっくりと唇を離した。

私は、何も言わずに彼の様子を見た…真一朗は目覚めたのだろうか?

「真一朗?」 

私は名前を呼びながら、真一朗の肩を軽く揺さぶる。

「ん…!?」

今度はもっと彼が反応したように見えた。

もうすぐ、真一朗は目覚めるのだ。と私は確信した。

肩を揺さぶる力が自然と先程より強まるが、私はそれでも真一朗の肩を強く揺さぶった。一刻でも早く瞳を開けてもらいたかったからだ。

私の願いが叶ったのか、真一朗の瞼が微かに開いた。

「真一朗。私がわかるか?」

私は、真一朗の目覚めに内心で心底安心していたが、言葉には感情を込めないよう、抑揚の無い口調で声をかけた。

「あ…」

ゆっくりと真一朗は瞼を開けた。

そして私の方を見る。

「どうやら目覚めたみたいだな。」

私はそう呟き、そして質問する。

「私は、誰だかわかるか。」

「あ…ざわ…」

起きたばかりと長い間眠っていたせいで上手く声が出せないのであろう。真一朗は掠れた声で私の方を見て、答えを言う。

「そうだ」

私は口の端に笑みを浮かべて、真一朗の唇を塞いだ。

「ん…。」

真一朗の口から甘い吐息がもれた。私は更に深くあいつの唇を塞ぐ。

「ふぅ…ん…」

逃げるような仕草をする真一朗の舌を絡め取りキツク吸い上げると、真一朗は私の白衣を強く握りしめる。

「どうしたのだ?」

私は、真一朗から唇を離した。そしてそう、彼に聞いた。

そんな少し可愛らしい彼の姿を確認し、もう一度唇を塞ぐ。

今度は中断せずに…そして、真一朗の口腔内に舌をもう一度入れ、楽しむ。

「ふぁ……」

真一朗の口からは誘うような声が漏れる。私はその声に触発されるように、更に深く口腔を貪る。と、同時にますますあいつの口から甘い吐息というか呼吸がもれ、しがみつく指の力も強くなる。

そんな真一朗の姿に私は煽られていくのを頭の片隅で思っていた。同時に自分がここまで真一朗を求めていた事にも今更ながら気付いたのだった。

(今更気付いてしまったな…)

私はそう自嘲気味に心の中で呟いた。

そして、十分に真一朗の口腔内を味わった後、そっと真一朗が着ていた衣服を上半身だけ脱がす動作をした。

「あいざわ?」

真一朗は私の行為を咎めることはせず、ただ何をするのかという疑問の瞳を向けてきた。「お前は…ジッとしてればいい。」

私は、子供を戒めるように冷たいオーラを込めた視線であいつを見ながら、半ば命令口調で言う。

途端、真一朗の躰がビクリと硬直する。先程とは全く違う私の態度に酷く怯えた表情を向ける。

「どうした。私が恐くなったか?」

私は真一朗に問いかける。が、真一朗は少し怯えた瞳で私を見たが、すぐにそれを解いて首を横に振った…

「なら、いいだろう。」

今度は優しくそう耳元で囁いた。

途端、真一朗は嬉しそうに私に笑みを向けながら、コクンと頷く。

まるで幼子のするような仕草に自然と私の口からは笑みが零れてしまう。

「相沢…寒い」

真一朗は私の顔を覗き込みながら唐突にそんな事を言ってきた。よくみると、躰は小刻みに震えていた。

「大丈夫だ…すぐに温くなる。」

私は、真一朗がまた怯えないようにそう、子を安心させる親のように言う。」

私の台詞に真一朗はこれから何が起こるかわからないというような視線でこちらを見る。

その視線に私は真一朗の髪をクシャっと混ぜる事で返す。そして、ゆっくりと真一朗の躰をベットに沈める。

「真一朗」

私はそのまま、真一朗の上に覆い被さり、首筋をキツク吸い上げる。

真一朗は何が起こったのかわからないようで、少し驚いたみたいだ。私は構わず、あいつの首筋をもう一度キツク吸い、赤い刻印をつけるとそっと、真一朗の衣服のボタンを外した。

「キレイについたな」

私は、自分が付けた赤い刻印に満足した。そして、私は隅々まで真一朗の体を味わった…。

今までの思いを全て伝えるように…。

 

 

 

 

行為が終わった後、私は心療療法で本当に私以外の記憶が消えたのか確かめる必要があったので、真一朗に七海やサンプル達の写真を真一朗に見せた。

「わかるか?」

「誰?この人達…」

真一朗は先程の行為で気怠い躰を起こしながら、私を見上げる。

どうやら心療療法の効果はあるみたいだ。しかしまだ、私は安心できなかった。

「真一朗。ノドが渇かないか?」

私は、そう真一朗に聞いた。

「渇いた」

思惑通りの答えを返す真一朗に私は笑みを浮かべる。

「なら良いものを持ってきてやろう」

私は喜びを隠しながら、普通に真一朗に言った。

「カクテルなんかどうだろうか?お前は、甘いものが好きだろ?」

私の問いに真一朗はぱぁっと顔を明るくする。

「ならお前の為に私が特別に作ってやろう」

(そう…『特別』にな)

私は心の中で、悦楽に浸る…しかし、表情には出さないよう注意して…

「特別ってどんなやつ?」

真一朗は純粋に疑問に思ったらしく、そう疑問を私に向けた。

「それは見てからのお楽しみだ」

「何だよそれ」

真一朗は少し拗ねた様子で私を見る。だが、楽しみは最後までとっておかなくては面白くないのだ。…最後までな。

「真一朗。お前なら必ず気に入る物だよ。」

(私にとっては都合の良いものだが)

相沢はまだ少し拗ねている真一朗の額に小さく唇を落として、部屋から出ていくのだった。

 

 

 

人通りの無い廊下を歩きながら、私は内心で笑みが止まらなかった。

(やっと、私だけのモノに…)

私の胸中は、歓喜に包まれていた。

そして、目的の部屋に訪れると、少し入ったところにある全ての物が揃っているキッチンへと行く。

その前に私はすでに作成が済んでいる薬の強化の為に、研究室に行く。

『ピピピ…シューン…』

カードキーを入り口横のボックスに差し込んだら静かに音を立てて研究室の扉が開いた。そのまま中に入ったると数人の科学者達がいつも通り研究をしていた。

「どうしました?」

中にいたスタッフの一人が私の姿を確認するなり近寄ってきた。

「例の薬はどうした?」

一言告げると、スタッフは頷く。

「こちらに」

スタッフは私を奥の机まで案内をし、私に例の薬を渡した。

渡されたのは琥珀色の液体が入った小さな瓶。

そしてこの液体こそ私が欲していたものだった。

私はそれを持ち私の専用の研究室に入った。

研究所に入り、私は席ほどの液体を別のグラスに入れる。

そこに別の試験管で作成した液体を混合した。

思わず笑みが零れる。それはこれから起こる事に対しての期待感というものだろうか。

私は頭の中で色々空想を巡らせる。

「楽しくなりそうだな」

これからの事を考えながら私は出来上がった薬を手に取り、真一朗の元へ戻るのだった。

 

 

 

「待たせたな。」

私は、先程作成したオレンジ色に彩られたカクテルに例の薬を入れたものを真一朗に渡した。

「遅いじゃねーか…って何コレ?」

案の定というか、帰ってきた私を真一朗は怒る(性格には拗ねるという方が合っているな)が、手渡されたカクテルを不思議そうに見ている。

「これは<ブサム・カレッサ>という飲み物だ。甘くて美味しいモノだぞ。」

(私には美味いかはよくわからないが…)

まぁ、カクテルの意味は、秘めやかな抱擁、私だけの…という意味なのだけどな…。

「ふ〜ん…キレイな色だな」

真一朗はマジマジとグラスの中に注がれたオレンジ色の液体を見つめる。

「んじゃ、イタダキマス」

グラスを口に付け、真一朗はオレンジ色の液体を全て飲み干した。

その様子を相沢が笑みを浮かべながら見ていた事は気付かずに。

「味の方はどうなんだ?」

私はカクテルを飲み干した真一朗にそう感想を聞いてみた。

「味?別に…甘くて美味しかったけど、何で?」

真一朗は私の問いに素直に答えるが、思った通りの質問もした。まぁ、普通に考えれば自分が作った飲み物なのだから当然味見をしておくのだが、今回は容易く味見をできる代物ではないのは私自身がよくわかっていた。

「甘くて美味しかったか…。」

私の口からそう呟きがもれた。そして、外見的他の変化がないか観察視する。真一朗の外見的の様子はさほど変化はないみたいだ。

それから真一朗と一緒にソファに座るのだが、やはり変化の兆しは見えなかった。

内面的にはどう変わったのか…?私はもう一度、真一朗に七海達の写真を見せる。

「これらの写真に写っている人物を知ってるか?」

「七海と奏司…だろ?」

当たり前の様に答える真一朗に私は小さく落胆した。

(どうやら失敗のようだな)

私がそう考えていると、突然隣に座っている真一朗が胸元を手で押さえ始めた。

「どうしたんだ?真一朗。苦しいのか?」

私は珍しく心配そうな素振りで真一朗を見た。彼は、何やらしんどそうだった

見ると頬が紅潮し、汗がうっすらと滲み出ていて、発熱時の状態に近い感じがした。

「あ…ざわ…っ」

掠れた声で真一朗は私の白衣を右手でキツク握りしめた。

「なんだ?」

私はその手を片手でそっと持つ。真一朗はまだ苦しそうな様子だ。私の薬は珍しく失敗したのだろうか?

やはり彼には、心をこの手で操ることが出来ないのだろうか?七海達の思いが強いのだろうか?私はいろんな可能性を頭の中で巡らせた。しかし、自己では考えが整理できないでいる。

複雑な感情が渦巻く胸中に、苛つきながらも私は苦しそうに躰を蹲らせている真一朗の背中を抱きしめる。

「…ッ…アァァ」

真一朗が苦しそうに声を上げる終わると、彼は意識を失い私の胸に倒れ込んできた。

真一朗は大丈夫なのだろうか?意識を失ったという変化は、成功なのだろうか?真一朗が意識を戻した時にもう一度、効果を観察してみよう。

私は意識を失った真一朗の頭を優しくなでた。こうする事でも私は、真一朗を確かにこの手に入れたと実感するのである。

その姿をすぐ側で感じる事ができるだけで私の中は不思議と満たされる。

グッタリと意識を失っている真一朗の唇に私は触れるだけのキスをしたのだった。

 

 

 

私の作った薬は決して失敗などしてはいなかった。

ただ、薬自体がの効力が強い為、使った相手にかなり負担がかかる事がそれから数人の検体に試してわかった。

そしてその一人目の実験体となった真一朗はというと…

「お帰りなさい。相沢」

私が彼の部屋にいつものように訪れると、真一朗はニッコリと笑顔で私に抱きついてきた。私はそれで十分満足した。真一朗の心の中には七海達はいなかった。私の存在が彼の全てだと私は納得した。抱きついた真一朗を私は抱き締めた。

 

 

 

私の存在にみを知る彼を見ているだけで私の心は満ち足りる。

たとえそれが歪んだ、誤った考えだとわかっていても、私は真一朗を手放しはしない。

コレは私だけのモノなのだから。

 

 

 

 

 

コメント

「水の空」の桔梗菖蒲様とのチャットでやりとりした合同小説です!ですが、一部改訂。自分で書いといて文法がメチャクチャな部分があったり、誤字脱字の多さが目立ったりと色々あったので…(汗)

生まれて初めて2人で1作品というのを作り、とっても勉強になりました。桔梗さんの方も多分、訂正や修正が入ってると思うので、また違う作品に仕上がってると思います。私の書く相沢さんは断定語と命令語しか話さない方なので(苦笑)
実はデータの1部が破損の為、少しばかり書き直しらしき事をしました(号泣)あと、チャットで結構互いに行とか決めてなかったので、ダブった所とかもあるので、どれが却下したものかも分からない始末…。私自身自分で違うページに打ったのをコピペして発言欄に入れてたので…すみません







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