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「越前〜次の時間は科学室だってよ」

2時間目の授業が終わり机の上に突っ伏して寝ていたリョーマに向かって堀尾が叫んだ。

「…メンドクサイ」

リョーマは机から顔を上げずに誰に話しかけるでもなくそう呟く。

「でも授業なんだから仕方ない…って、起きろよ越前」

堀尾はリョーマの机の前で腕組みをしながら同意するように頷く。

「早くしないと遅刻になるって!」

堀尾はまだ机の上から起きあがろうとしないリョーマに焦れる。

「…わかったよ」

リョーマは渋々と躰を起こして机の中から授業用具一式を持って立ち上がる。

そしてリョーマ達は科学室に向かった。

 

 

 

「でさ〜そいつは…」

科学室に行くまでの廊下を歩いていると堀尾が話しかけてくる。だがリョーマは返答せずにスタスタと廊下を歩いている。

堀尾は特に気にもせず話し続ける。入学してからリョーマとの付き合いが一番長い堀尾はもう慣れた事だった。

渡り廊下に続く階段の頂上に差し掛かった所でふとリョーマの足が止まる。

「どうしたんだ?」

行きなり足を止めたリョーマに堀尾はリョーマの視線の先をたどる。

すると渡り廊下には手塚がプリントの束を手に持ちながら歩いてくる所だった。

「手塚部長!」

堀尾は驚いたように声を出す。

リョーマは無言でそのまま階段を上り歩いていく。

当然手塚はリョーマの姿を視界に入った。

「越前」

「どもっス」

リョーマは軽く会釈をして手塚の正面で立ち止まる。

「どうした?」

いつもの部長の顔で手塚はリョーマに声をかける。

「どうもこんにちはです。手塚部長。…越前、俺っ先に科学室に行ってるな」

堀尾は威勢良く挨拶をすると、慌てたようにその場から離れていく。

堀尾が去り渡り廊下にはリョーマと手塚の二人だけになっていた。

「おはよう。国光」

リョーマは途端に顔を綻ばせる。

「おはよう。リョーマ」

手塚もリョーマに微笑しながら挨拶をする。

「今日は名前で呼んでも怒らないんだ?」

リョーマは手塚を覗き込みながら質問する。

「幸い、今は誰も居ないしな」

手塚は空いている右手でリョーマ髪を軽く梳く。

「国光は職員室に行ってたんだ?」

リョーマは手塚の左手に抱えられているプリントの束を見ながら聞く。

「あぁ…これは、生徒会の用事で職員室に行ったら次の授業のプリントを押しつけられた

手塚は軽く溜息を吐きながらリョーマに話す。

「生徒会長も大変なんだ」

「そうだな…お陰で最近は部活もあまり参加できんしな」

手塚はリョーマの髪から頬に手を移動させる。

「リョーマと会う時間が減るのが一番の問題だ」

優しく微笑みながら手塚はリョーマの頬を軽く撫でた。

「俺も…国光に中々会えないのは寂しいけど、休日はずっと一緒にいられるから今は我慢しとく」

「リョーマ…」

「その変わり、部活終わった後はいっぱい俺のこと構ってよねv」

ニッコリと笑顔で語るリョーマに手塚は、両腕でリョーマの躰を軽く抱き寄せる。

「リョーマが嫌という位構ってやる」

リョーマの耳元で手塚は囁く。

途端、リョーマの顔は真っ赤に耳まで染まった。

「それまではこれで我慢だな」

手塚はリョーマの躰を離すと、唇に触れるだけのキスをする。そして頬にも…。

「そろそろ休み時間が終わるな」

手塚は渡り廊下に掛けてある時計に目をやり時間を確かめる。

「授業頑張ってこい」

手塚は微笑むとリョーマの頭をポンポンと軽く叩く。

「国光こそ…」

まだ少し赤い顔をしてリョーマは手塚を見上げる。

そして二人は渡り廊下を反対方向に歩いていく。

 

 

「越前〜」

科学室に入るなり堀尾がリョーマに気づき腕を振る。

リョーマは無言で堀尾の方に歩いていく。

咳に付くなり堀尾がリョーマの顔をじろじろと見る。

「何?」

視線を感じてリョーマは堀尾の方を見る。

「何か良いことでもあたのか?機嫌良さそうさぞ」

堀尾の台詞にリョーマは先程の光景を思いだす。

「…別に」

リョーマは特に何もないという顔をしながら教科書を開き始めた。

 

 

 

ちなみに手塚も本日は周囲が分かる程とても機嫌が良かたという話もあったとか。

 

END 

 

 

 

ランシド様お待たせしました〜「何気ない学校生活の日常」というリクエストですが…こんなんでも大丈夫かドキドキしています。

一応学校生活でたまにはこんなのあるかも!みたいな話にしてみました。ちなみに学校は私の中学の構図なので青春学園とはかなり違うかもしれませんが、大目に見て下さい。

キリバンリクエスト有り難うございましたv