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「痛っ!」 放課後の練習時。 コート内でリョーマが派手に転んだ。 どうやら突然転がってきたボールに足をとられたらしい。 「にゃ!おチビ!?」 「リョーマ君!大丈夫!?」 すかさず3-6コンビがリョーマの元に走る。 リョーマは地面にうずくまったまま動かない。 「うわ!凄い怪我・・・・」 菊丸が怪我の状態をみると、かなり酷い出欠を伴っていた。 傷も深く相当な痛みだろう。 それに付け加えて、足首もかすかに赤くはれている。 リョーマは唇をかんでその痛みに耐えていた。 「足もひねっているみたいだね。保健室に行こう、リョーマ君」 「どうした?何をしている」 不二がリョーマに手を差し伸べたところで、コートに手塚が現れた。 密かに不二が舌打ちする。 いい所でいつも現れるのだ。この男は。 「リョーマ君が怪我をしたんだ。僕たちが保健室に連れて行ってくるよ」 ニッコリと笑って不二は手塚を見た。 その後ろに黒いオーラが見えた菊丸は、後ろで小さく震えている。 「越前が怪我?」 手塚は不二の後ろにいるリョーマを見る。 痛みのあまり俯いて泣きそうになっているリョーマの姿。 その姿に手塚は慌てた。 「リョーマ!大丈夫か!?」 急いでリョーマの傍に駆け寄ると、心配そうに顔を覗き込んだ。 「くに・・・みつ?」 手塚の声にリョーマが顔を上げる。 ホッとしたのか、大きな瞳から涙がポロポロと零れはじめた。 「どうしたんだ?」 「ボール・・・転んできて・・・・それに足をとられた」 泣きながら話すリョーマの足を見れば出血と、足首の腫れ。 早く手当てをしないと、傷のほうは膿んでしまうだろう。 「立てれるか?」 リョーマはフルフルと首を横に振った。 「痛くて・・・立てれない」 「そうか・・・。ほらこっちにおいで」 手塚は優しく微笑み、リョーマに手を差し伸べた。 リョーマは何とか体を動かすと、手塚の腕の中に飛び込む。 甘えるように擦り寄ってくる恋人の背中を撫で、手塚はリョーマを抱き上げた。(もちろ んお姫様抱っこです) リョーマは落ちないように手塚にギュッとしがみつく。 「保健室に行って、手当てをしよう」 「ん・・・」 「それと、今日は部活はもう出来ないだろうから、送っていく」 「国光、家まで送ってくれるの?」 「当たり前だろ?リョーマはオレの大事な人なんだから」 ここがコート内だということも忘れて、ラブラブモード全開のお二人さん。 周りにハートなんか飛んじゃってます。 そのやり取りを見て他の部員たちは石のように固まっている。 もちろんレギュラー人たちも。 「大石、すまないが今日は早退する。後は頼んだ」 「え?あ・・・あぁ。わかった・・・・」 手塚は後の事を副部長である大石に頼むと、リョーマと一緒にコートを出て行った。 もちろん相変わらずラブラブモードで。 「しかたないね。今日は手塚に譲るよ。だけど次はないからね・・・。フフフv」 「ふ・・・不二。怖いにゃ;」 冷たいオーラを撒き散らしながら開眼している不二に、隣にいた菊丸は生きた心地がしな かった・・・・・。 バカップルが過ぎた後には、コート内は吹雪に見舞われたとか。 もちろんその後、不二と菊丸によって部活続行は不可能だったと言うことは言うまでもな い。
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| 桜聖さんのサイトでキリバンを踏み書いてもらいました♪バカップルが書いてもらいたくてお願いしたら見事リクエスト通りですごく嬉しいですv人目も気にせずにという小さなリクエストまで叶えてくれました!桜さん本当に有り難うございましたv 桜様とは相互リンクをしていますのでリンクページからサイトに行くことが出来ます。 |