MaiL きっかけは些細なこと。 部活が終わって疲れた身体を引き摺って家に帰る。 いつもなら桃先輩が自転車の後ろに乗せて帰ってくれるんだけど 今日は何か都合が悪いらしくて部活も早退してしまった。 他の先輩を誘う気にもなれず俺は一人で帰ることにした。 ひとりで帰るのに寂しいとかそんなことを感じることはないけど 無意識のうちに部長のことを考えてしまう。 そうなると少し厄介なんだよね・・・・ 切ない感情が身体の奥から湧き上がってきて 部長に逢いたくなったり 声が聞きたくなったり 抱き締めて欲しくなる。 部長も俺と気持ちになることってあるの? 俺に逢いたいとか思ったりする? そうだったら嬉しい。 いろんなことを考えながら家に辿り着いて 足早に部屋へ帰るとベッドに身体を投げ沈めて部長にメールを送信する。 【逢いたい・・・】 たった一行だけど俺のすべての感情を現す言葉。 我が侭を云って困らせることはわかってる。 だけどこの感情は押し殺せやしない。 部長のすべてが欲しいわけじゃない。 だけど俺のすべてを求めて欲しくて・・・・ 矛盾してることもわかってる。 頭と心がバラバラでもうどうにでもなっちゃいそう・・・・ ― 〜♪ ― 突然俺の携帯の着メロが鳴り、部屋に響き渡る。 【今から逢うか?】 部長からの返事が凄く嬉しくて少し泣けた。 【ごめん。言ってみただけ。でも嬉しい。ありがとう。好きだよ・・・部長。】 直接的な言葉じゃない文明の機械を通じた言葉だけど心躍らされる。 それでもすべての不安がかき消された訳じゃない。 だけど充分満たされてる。 ― 〜♪ ― 【愛してる。】 あんたは卑怯だよ。 こんな最高の言葉もらったら俺、調子に乗っちゃうよ? 今以上に我が侭になって余計あんたを困らせるかも知れないよ? それでもいいの? 覚悟しといてよ? あんたを離す気なんてないんだから。 さて、そろそろ寝ようかな。 明日になればまた部長に逢える。 眠ってる時間は驚くくらい早く過ぎるから。 だけどその前に・・・・ 【俺も愛してる。おやすみ。国光。】 【おやすみ。リョーマ。】 そのメールを最後に俺は静かに瞼を閉じた。 満たされた想いに浸りながら・・・・ |
愛翠咲様のサイトから頂いてきましたvとっても可愛らしい話で私はすぐに持ち帰り宣言をしてきました(笑)可愛すぎます部長も王子も!ちょっぴり大胆な部長もまたカッコイイですね♪ ちなみに作品の持ち帰りが自由というとても心の広いサイト様です! 愛翠咲様とは相互リンクをしていますのでリンクページからサイトに行くことが出来ます |