02.向こう側とこちら側
向こうの世界とこちらの世界。
変わったものももあるけれど、変わらないものもある。
例えばそれは…。
「空」
「植物」
「動物」
「建物」
「服」
「食料」
「車」
「道」
「人間」
「物理的な物は殆どこちらもあちらも変わらない気がするのだが?」
「まぁそうだよな。違うのは錬金術使える、使えないで発展する歴史の違いだけかもな」
「そうかもしれないな。時間軸もこちらもあちらも同じ年月を過ごしていた事だし、錬金術の違いだけかもしれないね」
「そうみたい。向こうでは錬金術が科学だったけどこっちでは物理学とかが科学と言われているから」
「まぁ、そんな事は後でどうになるし、覚えればいいだけの事。変わるという言葉には当てはまらないね」
「じゃぁ、ロイは何が変わった?」
「エドワード」
「は?」
「エドワード、君が側にいる事。それが一番私の中でこちら側と向こう側の変わった所だよ。手を伸ばせばすぐに触れられる。これ程嬉しい変化は無いね」
「…相変わらず気障な所は変わらないのな////」
「そうかい?私は本気で君を口説いているだけだよ」
「何でそういう事サラッと言えるかな?恥ずかしいっ!」
「エディは本当に恥ずかしがり屋だねぇ」
「ってーか、何?『エディ』って」
「可愛いだろう?エディ。『鋼の』はもう使えないからまた私だけの呼び名を考えたんだよ」
「そういえば最近何か考えてたっぽいけど…」
「君の呼び名を考えていたんだ」
「さいですか…でも、これからはもっとマシな事に頭使ってくれ」
「私には充分意義のある考えなのだよ。エディ」
「…それ止める気無いだろ」
「ご名答。2日色々考えた結果の果てに決まった呼び名だからね」
「…………人がいる前では呼ぶなよ」
「善処しよう」
「オネガイシマス」
「ねぇエディ。向こうとこちら全く変わらないモノはもう一つあるんだよ」
「何だよ?」
「私の想い。向こうでもこちらでも、常に私の愛はエドワードだけに向けられているんだよ。それはどんな世界にいてもきっと私が私のままなら変わらない、変わることの無い事だ」
「……俺も…ロイと同じ。扉が変わってもずっとロイを想う気持ちは変わらない」
「愛しているよ。私のエディ」
「…俺も……ロイの事……愛している…////」
扉を超えても想う心は変わらない。
変化はあるけどそれは目に見えるだけの変化。
世界は変わっても二人でいれば何とかなる。
離れていた間も変わらなかった気持ち。
向こう側とこちら側。
二人の互いを想う心はどちら側でも不変のモノ。
END
コメント
やっちまいました。会話ネタ。短いですね…会話だけだと。
でも、一度やってみたかったんですよねv会話オンリー。
甘々な話がどうしても書きたくて奮闘しました。気温が30度を超えて私の脳みそも溶けてアメーバー状です(キモイ)
そして今回念願の『エディ』呼び名を公認に設定完了v目的が一つ果たせました(一安心)